こんにちは、鈴木です。
USB Type-Cってご存知ですか?
もしかしたら初めて目にする単語かもしれませんが、ここ1~2年で広まってきた新しいUSBです。
主にPC周りの機器に搭載されているUSBは、ケーブルやハブ、マウスなど様々な部分で目にしますよね。
ただ、その種類の多さゆえに、私はUSBハブを買い間違えてしまったこともあります。
私が買ってしまったのがUSB Type-Cでした。(返品しました…)
おそらく、「USBに何種類かあるのは知ってるけど、くわしくは知らない…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はスゴイらしい新規格USB Type-Cについて、他の規格も含めながら調べてみたので、その情報をお伝えします。
目次
1:これまでのUSB
USBと言っても、端子にはいくつか種類があります。
主流なものを簡単に見てみましょう。
1−1:Type-A
最も見る機会の多いのがこの規格ではないでしょうか。
一般的なPCやマウス、キーボードなどの周辺機器に搭載されているのがこの規格です。
Aコネクタに限った話ではないのですが、USB3.0とUSB2.0の2種類に分かれるものがあります。
内部が青いものが3.0、白や黒のものが2.0で、性能が違います。
青い3.0は1秒あたりの最大転送速度がおよそ625MB、2.0はおよそ60MB。その差は約10倍です。
1−2:Type-B
もしかしたら触ったことのない方もいるかもしれない規格です。
主に外付けHDDやプリンタに搭載されていることが多いです。
USBはType-AとType-Bの2種類に分けることができます。
基本的にType-AはPC本体に、Type-BはPCとつなぐUSB機器に差し込んで使います。
1−3:Micro Type-B
microB 2.0はAndroidのスマホに使われることが多く、使用している方も多いかと思います。
そのほか、デジカメや一眼レフのカメラにもよく搭載されている規格です。
1−3:Mini Type-B
こちらもスマホやデジカメで使われることが多かった規格です。
私はPSPでよく使っていた記憶があります。
しかし、性能の問題からMicro USBに取って代わられています。
2:新規格Type-Cとは
では、本題のType-Cを見ていきましょう。
2−1:特徴
写真からもわかるかもしれませんが、上下対称の形なので差し込む向きが決まっていません。
今までのUSBはいちいち先っぽを覗き込んで差し込む向きを合わせなければならなかった分、これは便利な特徴です。
また、形状だけでなく性能面でも大きな飛躍が見られます。
上で紹介した今までのUSB 3.0の転送速度は625MB/sだったのに対し、Type-cは条件が揃えば2倍の1250MB/sという数字を叩き出します。
さらに、給電能力も向上しており、USB Power Deliveryという規格に対応しているものだと、最大100Wもの電力を供給できます。(従来のUSBは4.5Wが最大です。)
Type-cはUSB 3.1とも表現されることがあります。
しかし、従来のUSB 3.0もUSB 3.1 Gen1と呼ばれることがあり、Type-CはUSB 3.1 Gen2と表わされています。
ややこしいので表にまとめました。
名称 | 転送速度 |
USB 2.0 | 60MB/s |
USB 3.0 (USB 3.1 Gen1) | 625MB/s |
USB 3.1 (USB 3.1 Gen2) | 1250MB/s |
2−2:対応機器
自分の周りではType-Cがどんどん普及されている感覚はあまりないです。
具体的に、身の回りのどんなものに搭載されているのか調べてみました。
MacBookシリーズ
Dell ノートパソコン XPS 13
ASUS TransBook T100HA
LG モニター ディスプレイ27UD88-W
Sony Xperia XZ
NEXUSシリーズ
HTC 10
意外と多くの機器で使われていました。
PCだけでなく、Androidのスマートフォンもいろいろな機種がどんどん対応していきそうですね。
まとめ
いかがでしたか?
少しでもUSB Type-Cに対する理解が深まったのなら幸いです。
これからこの新型USBを目にする機会は増えると思いますし、全てのUSBがType-cに統一される日が来るかもしれません。
現段階では様々な規格が入り乱れているので、しっかり種類を見分けて使用したいものですね。
私のように、手持ちのパソコンに使えないUSB製品を購入しないようお気をつけ下さい(笑)
コメントを残す