ひな壇社会人を脱出しろ!お笑い芸人の本おすすめ7選

早大生ライターのほりいです。

「本を読めば成功できるっていうから、『人を動かす』も『七つの習慣』も『思考は現実化する』も全部読んだけど、どうも上手くいかないな~」

「自己啓発本って、いいこと書いてあるけど、どうしても堅苦しいから、実践するのが面倒になることが多いな〜」

っていう人、意外と多いんじゃないんでしょうか?

そんな皆さんに、一風変わった成功哲学の本を紹介したいと思います。

それは「お笑い芸人の本」です。

「え?そんなの読んでも意味ないでしょ(笑)」と思った人ほど、ちょっと見ていってください。

芸人の本を読んでも笑えるだけ?

geininn

「芸人の本は笑えることはあっても、ビジネス書みたいに勉強になることはないだろうな~」と思っている皆さん!そんなことないんです!

芸人の本は読んでてめちゃくちゃ勉強になります。なぜなら、活躍できるようになった経緯が人によって様々だからです。

そこで、今回はその芸人が「継続して活躍している」ということを共通点にして、本を取り上げてみました。

そうすることで、成功するための方法や筋道は、それぞれの個性や待遇によって異なり、なによりも唯一の成功法則があるわけではないということを学ぶことが出来ます。

逆に、複数の考え方を知るなかで「成功した人全員が共通して持っている考え方」を見つけ出すことが出来れば、それはとても大切なことだということもできます。

このような視点から読めば、お笑いの本が笑えるうえに、学べるものになります。

 

生き方を学べるおすすめの本7選

数ある芸人の本の中でも、笑えるだけではなく、考えさせられたり、生き方の参考になるような本を厳選しました!

「おっ!」と思うものが一冊はあるはずです!

①『哲学』島田紳助・松本人志(著)

島田紳助・松本人志というお笑い界の天才二人が、笑いについて、そして人生についての考え方について語った本です。

どんな分野であろうとも、その世界でトップの人たちには、核となる考え方、つまり「哲学」が存在します。

一流の人たちの考え方は本質を掴んでいます。本質を掴んでいるから成功しているのです。

一流の思考法はどんな分野にも通用する普遍的な内容を含んでいます。それ故、一流の思考法を学ぶことは、どんな分野の人にとっても大きな学びになるのです。

この本は特に示唆に満ちた考えが詰まっているので、ぜひ一読をおすすめします!

哲学 (幻冬舎よしもと文庫)の詳細はこちら

②『お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ「生き残りの法則50」』有吉弘行(著)

どんな分野でも、一度成功したあと、どん底を経験して、二度目の成功を収めた人こそ真の成功者だと思います。

なぜなら、一度だけ成功するには、実力がなくても運だけで事故的に成功してしまうことがあるからです。

しかし、一度飽きられている分、二度目の成功は、しっかりと実力がともなっていなければ不可能です。

だからこそ、二度目の成功をした人は真の実力があり、その後も安定的に活躍することが出来るのです。

その代表が有吉さんだと思います。若手時代に「電波少年」のヒッチハイクの旅で成功し、出したCD、本はバカ売れし、22歳にして最高月収2000万円、貯金は7000万にもなったそうです。

しかし、その後徐々に人気が低迷し、仕事が全くなくなり、貯金も底をつき、一時は自殺も考えたそうです。

しかし、そんななかで実力を蓄え、約10年間を経て2007年に2度目のブレイクを果たし、現在でもテレビで見ない日はありません。

本書では、なぜ、人気絶頂からどん底に落ちるのか、どうやってどん底を生き抜き、復活したのかという「生き残りの法則」が書かれています。

この本は実力以上に評価されることの恐ろしさと、地道に実力をつけていくことの大切さを教えてくれます。

お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ「生き残りの法則50」 (双葉文庫)の詳細はこちら

③『天才になりたい』山里亮太(著)

誰もが、自分の感性のままに思考、行動して圧倒的な結果を残す、いわゆる「天才」にあこがれたことがあると思います。

しかし、残念なことに殆どの人が天才ではありません。凡人はいったいどう戦えばいいのでしょうか?

この本の著者の山里さんは自分が天才でないことを自覚しながら、それでもどうすれば笑いをとれるのかを模索します。

苦難の末、1つの法則を導き出しました。

それは「自分の役割を見極める」ということです。

漫才がうまくいかないときに、普段楽しい時、笑いを取っているときの自分を思い返してみると、誰かの笑いに乗っかったり、揚げ足を取ったりしていることに気づいたそうです。

その姿勢を漫才にも生かすことで、どんどん面白いネタが作れるようになったといいます。

無理して、自分以外の何者かになろうとするのではなく、本来の自分が最大限に力を発揮できる役割をつくり出すことにしたのです。

自分の得意な状況をつくり出すことで集中力があがり、天才に近い能力を発揮できたのです。

自分の長所を上手く引き出すことが出来れば、その分野では天才と勝負できるものを誰もが持っているのではないでしょうか?

天才になりたい (朝日新書)の詳細はこちら

④『社会人大学 人見知り学部卒業見込み』若林正恭(著)

あなたは「結果」と「過程」とどちらを重視しますか?

この本は2008年のM-1グランプリの決勝進出を機に、それまで接することのなかった「社会」に参加することになったオードリー若林さんが書いた本です。

「結果」には即効性があります。結果を残せば評価され、報酬を得ることが出来ます。

しかし、「結果」を出して評価されても、実感としてそのこと自体が胸に残らず、強く残ったのは「過程」だったそうです。

「結果」は最終的には自分ではコントロールできません。しかし自分のコントロールできる「過程」に全力を尽くすことで、これだけやったんだ、と納得するものにすることは努力次第で可能な事です。

「結果はダメだったけど、やれることは全部やったよな」という感覚は誰にでもあるでしょうし、そういう時って意外とすっきりした気分で、次頑張ろうって思えることが多くないでしょうか?

この感覚が、「過程」に全力を尽くすことで得られる自信です。

結果ばかりが重要視される現代ですが、「過程」に全力を注ぐことの大切さをこの本からは教えられました。

完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)の詳細はこちら

⑤『新しい道徳』北野武(著)

お笑い界の巨匠で映画監督としても知られる北野武が語る道徳論が書かれています。

道徳というと、従わなければいけないものという感じがして、堅苦しいイメージがあると思います。

しかし、この本に書かれている道徳論は、普通言われているものと正反対ともとれるものです。

道徳というものは、時代によって変わるし、絶対のものではない。例えば、戦争中に人を殺すことは善ですが、そうでないときには悪になります。

このことからも明らかなように、いつでもどこでも通用する絶対的な道徳はないと言うことが出来ます。

ならば自分で、自分だけの道徳をつくればいいと著者は言います。自分の道徳で生きるということは、人から押し付けられた価値観に従うのではなく、自分の価値観で生きることになるからです。

自分の道徳で自分を律することが、人生を人任せにするのではなく、自分で引き受けることにもつながります。

道徳を自分で引き受ける人生は、その分自分にかかる責任も大きくなり大変ですが、その分、生きがいも大きいものになるはずです。
新しい道徳 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか (幻冬舎単行本)の詳細はこちら

⑥『今日も猫背で考え中』太田光(著)

読書家、映画通としても知られる著者が仕事や、個性、お金、運と才能についてなどの、誰しもがぶつかる悩みについて独自の視点から語ったエッセイ集です。

傍若無人で破天荒な人物として捉えられることも多い著者ですが、そういうイメージを持っている人ほど、この本を読んだときに、その思考の細かさと、感受性の繊細さに驚かされると思います。

世間で傍若無人、破天荒と言われる人ほど、意外と常識もあって、しっかりものを考えていることって僕は結構あると思います。

常識と、しっかりした思考があるからこそ、なにをすれば人と差別化が図れるのかということがわかるからです。それに、本当に傍若無人なだけなら、とっくに芸能界から干されてしまっていると思います。

常識と、思考力があるからこそ、許される範囲も知ることができ、あのようなキャラでも長く芸能界で活躍できているのだと思います。

常識外れということをするためには、逆にしっかりとした常識が必要なのかもしれないですね。
今日も猫背で考え中 (講談社+α文庫)の詳細はこちら

⑦『人生は、パチンコで教わった』吉田敬(著)

「人生は、パチンコで教わった。」っていうタイトルの本です。

でも、ちょっと待ってください。パチンコってそいうものでしたっけ?(笑)

パチンコってギャンブルの中でも身近ですが、身近だからこそ、失敗談だったりもよく聞くわけで、のめりこんでしまうと、なかなか抜け出せずに、時間とお金を奪われたりなんかするので、あんまり良いイメージ持ってる人はいないんじゃないでしょうか?

しかし著者は、「人生は、パチンコで教わった。」というのです。。

実際読んでみると、M-1で優勝し、活躍を続けていることも納得させらるような考え方がたくさん紹介されています。

しかし、あくまで、教わったのは「パチンコ」からなのです。

この本を読んでいて感じたのは、大切なのは「学ぶ対象」ではなく、「何からでも学び取ろうとする姿勢」だ、ということです。

「なにから学ぶのが効率がいいんだろう?」と迷うことよりも、「どこか学べるところはないか?」という視点で物事を見ることの大切さを教えられる1冊になっています。

人生は、パチンコで教わった。の詳細はこちらから

 

まとめ

芸人の本という、ちょっと変わった視点からの成功哲学の本を紹介してみました!

もちろん、「人を動かす」のような古典的な本を読むことも大切ですが、たまには息抜きもかねて、違う視点を持つことも行き詰まりを打破する一つの方法だと思います。

もしかしたら、息抜き程度に読んだ本が現状を変えてくれるかもしれません。

芸人の本に限った話ではないですが、先入観だけで判断しないことが新たな道を開いてくれるきっかけになるので、なにごとも前のめりでチャレンジしてみましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

京都出身の現役早大生。 読書を中心に日々勉強中。 価値ある情報を提供できるように頑張ります!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です