2018年W杯に向けてサッカー観戦が100倍面白くなる7つのポイント

サッカーが好きという理由だけでアルゼンチンに1年間住んでいたQOLHacks副編集長の堤です。

野球の次によくTVで放送されるスポーツと言えばサッカーだと思いますが、ゴール以外の見どころってわかりづらいですよね。

サッカーはバスケほどたくさん点は入らないし、野球のように一つ一つのプレーが止まらないので摑みどころが難しいスポーツです。

でも、日本代表の試合は結構あって、いつも日本中は盛り上がってますし、2018年にロシアで開催されるW杯も世界中がお祭り騒ぎになります!

どうせ観るならできるだけ楽しみたいですよね!

そこで、今回は技術とか戦術とかの小難しい話は一切なしで、今すぐできるサッカーが面白くなる観戦術を用意しました。

これを読めばサッカー初心者から脱出できること間違いなしです!

どうぞご覧ください。

 

1、ボールがないところを観るとサッカーは面白くなる

この写真を見てどこに目がいきますか?

まず、サッカーを面白く観るために大前提になるのが

ボールがないところを観る

ということです。

これだけやってもらえれば、もれなくサッカー初心者を脱出できます!

この写真を見たときにどこに注目します?なんとなく左上の選手のところにボールが向かっているので、その辺が気になったんじゃないでしょうか?

次の写真を見てください。

 

 

こんな感じで指示を出したりあらかじめ動いたりして、次のプレーの準備をしています。

基本的にはTVで映るところや実況が伝えるところはボールがあるところになりますが、サッカーは11人と11人とボール1つでやるスポーツなので、プレーしてる選手たちはボールを持っていない時間が圧倒的に多いです。

そのボールがない時間には写真のようにいろんな動きをしています。

 

さて、突然ですが、ここでクイズです!

90分の試合の中で1人の選手がボールを持っている時間

ってどれくらいだと思いますか?

実は、

約2分未満

と言われています。

しかも、ボールが来て、だらだらと持つことはありませんから、一回一回のプレー時間はめちゃくちゃ短いです。

そして、ボールを持っている以外の時間に何をしているかというと、

 

  • 相手と駆け引きしたり
  • キョロキョロして情報を得たり
  • チームメイトに声を掛けたり
  • 監督に相談に行ったり
  • 審判とコミュニケーション取ったり
  • よく髪の毛をいじってたり
  • やたらとソックスを引き上げてたり
  • 周りの選手に身振り手振りで指示を出してたり
  • 何かしらめっちゃキレてたり

 

こんな感じで、本当にいろんなことをやってます。そこにはボールがあるところを見ているだけは知ることができないサッカーの世界が広がっています。

サッカーをこれからより面白く観るために、

ボールがないところを観る

をやってみてください。

一番カンタンな方法としては、まずは一人の選手をじーっと観てみましょう。

日本代表の試合なら本田圭佑選手や香川真司選手など、お馴染みの選手もいるので気になる選手を追いかけてみましょう。

これでサッカーを観るのが100倍は面白くなります。

 

2、どこを見ればいいのか分かる!サッカーの見どころ7

では、次に「ボールがないところ」というのは具体的にどういうところなのかを紹介していきます。

2-1 ゴールキーパーを観る

サッカーの試合中にゴールキーパーをじっと観たことがある人は少ないと思います。

先ほど、選手たちはボールを持つ時間が少ないという話をしましたが、GKは自分がプレーする時間ができるだけ少ない方がいいポジションです。

基本的には自分よりも遠いところでプレーは行われていて、自分が活躍するのはピンチの場面だけです。

そんな中でGKはやっていることと言えば、ずっと声を出してます。一番後ろのポジションからは、フィールド上の動きがよく見えるので味方に情報を伝える仕事を黙々とこなしています。

また、雨の日なんかはタオルを取りに行ってグローブのコンディションを整えたり、(写真のゴールネットのところにタオルが掛かってます)味方が自分のゴール前でファールをしてしまって壁を作るときには枚数や場所を細かく指示を出します。

ボールが遠くにあったとしても、常に声を出しながらピンチに備えて準備をしている、そんなGKの動きに注目してみてください。

 

2-2 監督やスタッフを観る

スタジアムに行けば選手だけでなく、プレーを支えるコーチングスタッフの姿をよく見ることができます。試合中の指示や選手交代の指示、交代で入るウォーミングアップを指導する姿もよく見れます。

例えば、

こんな姿も観れるかもしれませんw

交代選手を送り出すときやベンチに下がる選手を迎えるときの振る舞いには、その人柄が見えますし、選手がゴールを決めたときのガッツポーズとかも、選手よりも派手なときがあって面白いです。

あと、スタジアムに足を運ぶときに是非見て頂きたいのは、試合前のウォーミングアップです。選手はもちろんのこと、体と心の準備を手伝うスタッフがたくさんいることに驚くと思います。

また、引退した選手がコーチングスタッフにいたりして、そこで思わぬ再会(?)ができるのも楽しいです。

 

2-3 審判を観る

大事な試合になればなるほど、審判にかかるプレッシャーは大きくなります。

審判の仕事は単に反則を取り締まることではなく、試合をスムーズに進めるためにコントロールする力が求められます。

ファールを取り過ぎると試合の流れは滞りますし、試合開始直後からカードを出しまくると選手も思い切ってプレーできなくなりますし、退場者が出ると試合が壊れてしまいます。

そこで、上手な審判は試合中にたくさん選手とコミュニケーションしています。

「なんでファールだったのか」を説明したり、「まだ1回目だからカードは出さないよ」と選手に伝えたり、一方通行ではないやり取りをしています。

毅然とした態度とにこやかな表情を使い分ける審判の試合は、内容が引き締まり観てて面白くなります。

きっと選手たちが気持ちよくプレーしているからだと思います。

審判がうまいかどうかを判断するのは難しいですが、試合中にどんな風に選手と対話しているかを注目してみてください。

この動画では審判が普段どんなことを考えながらレフェリングをしているかを見ることができます。是非、見てみてください。

 

2-4 サポーターを観る

いつスタジアムに行っても思いますが、サポーターの皆さんはすごいです。

特にゴール裏と言われる、ゴールの後ろに陣取って、声を張り上げて応援するサポーターの皆さんの熱気はすごいです。

手作りの横断幕は個性的で面白いですし、サポーターを束ねるコールリーダー(写真のメガホン持ってる人)はいつ見ても熱いです。

Jリーグのサポーターだと、週末の試合はホームもアウェイも必ず観に行くような熱狂的な人がいます。

どんな生活スタイルしてるんだろう?と不思議に思うこともありますが、クラブや選手にとってはそんな人たちがいるからこそ頑張れるんだと思います。

あと、サポーターと言えば、

面白い仮装美女ですね!

W杯の風物詩です。SNSや雑誌やテレビに載せるため、ばっちり撮られます!

この動画は2014年のブラジルW杯のときの動画ですが、4年に一度のお祭りなんで楽しそう過ぎます。大会期間中は美女と仮装特集は必ずやっているので、スタジアムでその人の近くに行けば自分も映れるかもしれませんw

 

2-5 ファールを観る

サッカーの試合を見ていると、大げさに痛がる選手やファールの判定に抗議をする選手が目につくものですが、それ以外のところを見ると結構面白いです。

例えば、試合に負けている時であれば、ファールになったらすぐに監督の方に駆け寄り指示をもらいに行ったり、近くのポジションの選手とさっと集まってミニ会議をします。

あとは、反則があればその場から攻撃側がボールを置いてプレーできますが、ボールを置く位置をちょっとでもゴールに近づけようと小細工したりもしますね。

それを防ぐためにバニシング・スプレーというのが登場しました。

消えてなくなるスプレーのことです。

↑それを消す選手もいたりしますw

ファールは場所や時間帯によって、次のプレーや試合そのものに大きな影響を与えます。是非、ファールが起きたらいろんなところに目をやって、面白いことを見つけてみてください。

 

2-6 スローインを観る

↓こんなド派手なスローインを見ることもできますが、

是非、スローイン特有の距離稼ぎを観てもらいたいです。

基本的にスローインはボールがラインを越えたところから投げますが、どんどんそこから前進していって勢いをつけて投げる選手がいます。

笑っちゃうくらい前に行き過ぎてて、さすがに審判に場所を守りなさいと仕切り直しをさせられることもあります。

しかし、それを利用して、大げさに距離を稼いで、審判に注意をさせて時間を使うという技を使う選手もいます。

1点差で勝ってて、もう残り時間も少ないときのスローインはやたらとボールをユニフォームで拭いたり、審判に場所を確認したり、足元が滑ったフリをしたり、いろんな駆け引きがあって面白いです。

ちなみにスローインと言えばこの人!

人間発射台の異名を持つ、元アイルランド代表のロリー・デラップ選手。

ゴール近くのスローインがチャンスになり、スローイン用のサインプレーまであったそうです。

この動画ではスローイン前にしっかりタオルで手を拭くところやそこをずっと映すカメラマン、ゴール前の攻防も観ることができます。

2-7 コーナーキックを観る

コーナーキックでは、ゴールを死守しようとする守備となんとか点を取ろうとする攻撃のギリギリの攻防が見られます。

日々の練習を積み重ねてきたサインプレーを見るの面白いですが、摑み合い、ぶつかり合いで大変なことになってます。

ゴールに直結するプレーなので、お互いに必死になっている姿を観ることができます。

だいたいの場合はマンツーマンでマークに付くので、2人1組でやり合ってるところを観てみてください。思いの外、相手のユニフォームとか思いきり引っ張ってますw

もちろん、反則なのですが、守る方も攻める方も互いに引っ張り合ってたするので喧嘩両成敗なところがあります。

めっちゃ引っ張ってるやん!っていうのを是非、発見してみてください。

 

3、まとめ

この写真を見たとき、どこに注目しましたか?

今回は戦術や技術のことをそれほど知らなくても、サッカーが面白くなる観戦術のポイントを7つ紹介させて頂きました。

いかがでしたでしょうか?

この最後の写真を見たときには、もう観るところが変わっているかと思います。

慣れないうちはボール以外を観るというのは結構難しいですし、サッカー好きの人でもあまりやってないです。

ついつい、ボールを見てしまうし、ボールから目を離したら次にどういう展開になったかが分からなくなったりします。

特にTVではカメラワークに翻弄されがちですが、ボールから目を外すことをかなり意識してやってみてください。

今回紹介した7つの見どころを堪能できるのは、やっぱりスタジアムに観戦しに行ったときです!

是非、この中の一つを試して頂き、スタジアムにも足を運んで、サッカーの面白さに気づいてもらえたらめちゃくちゃ嬉しいです!

そして、みんなで日本代表を応援しましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

QOLHacks副編集長をやってます。時に、エスパニョール堤、時に、インベスター堤、時にインベーダー堤として、時にストリートファイター堤、時にFX堤として、記事を書いています。手取り月収16万円ですが、子ども2人います。

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