とにかくカオスな国インドを旅して衝撃を受けた5つのこと

どーも旅人ライターの喜多(@ikmkt10)です。

突然ですがインドってどんなイメージですか?

  • 汚い
  • 人が多い
  • 川に死体が流れている
  • ITが進んでいる
  • 数学が得意
  • カースト制度
  • カレー

などなど、色々あると思います。

なんとなくカオスなイメージのインドですが、アップルの創業者のスティーブ・ジョブズはfacebookのCEOのザッカーバーグが事業に行き詰っているときにアドバイスを求められると「インドに行け」と言ったそうです。

インドを旅すると何が待っているのでしょう?

僕が実際にインドを旅して衝撃を受けた5つの出来事を紹介します。

1.最悪の交通事情!アホすぎる渋滞

まずインドに到着して思ったことは、

「クラクションがうるさい!

インドでは、車線はあってないようなもので、全員がレースをしているのかと思うぐらい前の車を追い抜こうとします。

しかもインドでは前の車を抜く際はクラクションを鳴らします。(そういうルール)

なので、一日中ずっとクラクションの音が鳴り響いています。

道路には乗用車やバスの他に自転車やリキシャという人力車のようなインド特有の乗り物が走っていて、さらに牛や犬がそこらへんにいます。

リキシャには自転車タイプのものと、エンジンがついたバイクタイプのものがあり、僕が初めてリキシャに乗った時はバイクタイプのリキシャだったのですが、運転手が前を見ずに後ろを振り返って喋りながら走っていました。

そして信号待ちの自転車にぶつかり、前の自転車の後輪が思いっきり浮いていましたが、運転手は何も焦らず涼しそうな顔で一言、

「This is India,No rule」

インド人は多分自分のことしか考えてないんだろうなと思っていましたが、こいつら何も考えてないのか?と思ったアホすぎる渋滞に巻き込まれたことがありました。

僕がバスに乗っていた時のことですが、踏切で電車が来たので止まりました。

長い電車がゆっくりと通っていたのですが、長い間遮断機が降りていたので、軽い渋滞になっていました。

すると、後ろで待っていた車が待ちきれなくなったのか、反対車線に出て一番前に出ました。

その車に続いて車やバイク、リキシャが何台も後ろから反対車線に出始めました。

それが踏切の向こう側でも起こっていて、電車が通り過ぎて遮断機が開いた時には二車線で車同士が向かい合う状態になっていました。

にらみ合い状態です。どうするのかな?と思ったら全員クラクションを鳴らしながらまっすぐ進みました。

結果、線路の上で30分近く身動きが取れませんでした。電車来たら普通に死にます。

多分あのアホすぎる渋滞は毎日起こっているのでしょう。

本当にこいつら全員何も考えてないのか!と思った渋滞でした。

2.お腹を壊して当たり前

インドはとにかく町中が汚いです。

ゴミは町中がゴミ箱かのごとくそこらへんに捨てます。

道には牛、犬、猿、おっさんが歩いているのでうんこだらけです。(いや、マジで人糞もあります。道でうんこしてるおっさんと目が合ってニヤってされたことがありました。)

インド人は全員衛生という概念をどっかに落としてきているようです。

なので日本という素晴らしい環境で育った僕たちの甘ちゃんのお腹にインドは強敵すぎます。

まず間違いなくお腹が緩くなります。

インドの洗礼ってやつです。

僕はインドに到着して一番最初に日本人だけが泊まっている宿に泊まったのですが、10人宿泊していて7人が腹痛で寝たきりでした。

特に気をつけないと行けないのが飲み水です。

インドは年中暑いのでとにかく水が欲しくなりますが、水道水はもちろん飲めません。

買った水でもインドでは空のペットボトルにそのへんの水を入れて売るというスーパーエコビジネスが流行っています。

開封済みかどうか確認してから飲まないとトイレに一日中引きこもることになります。

僕も実際に買ったペットボトルが開封済みで何度か交換してもらったことがありました。

ちなみに出会った旅人が現地のインド人用の下痢止めを飲んだそうなのですが、流れるように出ていた下痢が止まって一週間ぐらい何も出なくなったそうです。

インドの下痢止めを使う際は4分の1ぐらいに割って使いましょう。

3.人間不信に陥る道案内

インドでは目的地にたどり着くのも一苦労です。

インドのタクシーやリキシャの運転手は客を提携の宿に連れて行くと何%かバックがもらえるそうです。

なので、タクシーやリキシャの運転手に行きたい宿を伝えても、「そこはもう潰れた!」とか「洪水で道が冠水していて行けない!」とかいろいろな理由で自分が提携している宿に連れて行こうとします。

道案内もほぼあてになりません。インド人は知らなくても適当に教えてくれます。

日本人からしたら考えられませんが、道を聞かれて「知らない」と答えることの方が失礼にあたるという考えだそうです。

5人に聞いたら5人とも違う方向を教えてくれたりします。しかも「ここをまっすぐ3ブロック行って右に曲がって〜」と、知らないのに無駄に詳しく教えてくれます。

1分でつくから連れてってやるよ!みたいな感じで10分以上歩いた挙句、その人が経営する土産物屋に連れて行かれたこともありました。

クソ暑い中歩かせて目的地に連れて行かずに自分の店に連れて行って、笑顔で土産を進めてくる店員さんに怒る気も起きず、逆に何か買っていこうかと思いました。

たまにちゃんと目的地に連れて行ってくれる人もいますが、ほぼ間違いなくチップを請求して来ます。

4.ガンジス河で『死』に直面

インドといえばガンジス河を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

インドの約80%の人がヒンドゥー教ですが、ヒンドゥー教徒にとってガンガーは「聖なる河」でガンガーに遺灰を流すと天国に登れると考えられています。

ガンガーには火葬場がいくつもあり、目の前で遺体が燃えて、灰になり、河に流されます。

遺灰だけではなく、ガンガーには生活排水やゴミ、遺体も流されます。(子供の遺体や妊婦の遺体、疫病の人の遺体は火葬されずにそのまま流される)

そんなガンガーですが、沐浴すると全ての罪が洗い流されると信じられていて、朝早くから沐浴している人、体を洗っている人、洗濯している人がたくさんいます。

日本人で沐浴している人もいましたが、僕はコブラが泳いでいるのを見てしまったので入りませんでした。

インド人の生活はガンガーとともにある生と死が入り混じった不思議な空間でした。

ちなみに長澤まさみの「ガンジス河でバタフライ」という映画をガンジス川で撮っていたので、「オーニホンジン!オレハナガサワマサミノトモダチ!!」と言いながら寄ってくる人がたくさんいます。

長澤まさみにはインド人の友達がたくさんいるみたいです。

5.多すぎる物乞いの真実

発展途上国を旅していると物乞いはどこにでもいますが、インドは他の国と比べてもかなり多くの物乞いがいました。

汚れている格好をしていたり、子供を連れている物乞いがいたり、20mぐらい離れたところから、

「Hey Jpanese!Money Money!!Money Money!!」

と叫んでくるおばちゃん(これ物乞いなのか?)もいました。

インドの物乞いには2種類の物乞いがいるそうです。

一つは仕事がなく本当に困っている物乞い。そしてもう一つは胴元がいる組織された物乞いです。

物乞いがビジネスとして行われていて、お金をもらいやすい物乞いのやり方などを教えられたり、担当エリアを分けられたりするそうです。

なんとその稼ぎはインド人の平均月収を上回ることもあるそうです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

僕が言った国の中でもインドは日本では絶対にできない衝撃的な体験の連続で自分の視野が広がりました。

インドにいるときは土産物を買わそうと話しかけて来たり、騙そうとしてくるインド人が鬱陶しくてたまりませんでした。

ですが、違う国に行くと周りの人が話しかけてこなくなり、少しインドが恋しくなりました。

インドの嫌なところはたくさんあげられるけど、正直好きなとこはあまりあげられません。

ですが、なぜかまた行きたいと思える国の一つです。

退屈な毎日だなーと思ったらぜひインドに行ってみてください!

あなたの価値観を変える出来事が待っていると思います。

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