京都で着物を着て花見をしてみたら想像以上に〇〇だった

こんにちは!

ライターの水田章弘です。

僕は京都に住んで4年目なのですが、京都っぽい行事やイベントって参加したことがなかったんです。

ある日、いつもの様にFacebook見てたら面白そうなイベントが!

「知る人ぞ知る桜の名所で最高に風情のあるお花見をしませんか?」

という魅力的な言葉に誘われて速攻参加予定にしました(笑)

僕を惹きつけたのは、普通のお花見じゃなくて着物を着てのお花見だったからです。

どうやら、着物人という着物屋さんが主催してるみたいです。

「これは、京都っぽい非日常を楽しめるぞ~♪」とワクワクしました。

ということで今回は、京都の知る人ぞ知る桜の名所「原谷苑」(はらたにえん)で着物を着てお花見をするという、とても優雅なイベントに参加してきた様子をお届けします。

着物を着た人でしか味わえないモノが少しでも感じ取れるはずです。

主催者になぜこのようなイベントやっているのか聞いてみた!

イベントに参加する前に、着物人さんが、なぜこのような着物を着たイベントをするのだろう?

どのような理念で行なっているのか?

と疑問に思ったので主催者の人に話を聞いてみました。

水田
こんにちは!今回、イベントに参加させていただきます、水田です。

よろしくお願いします。

薫さん
よろしく!和佐薫です。
水田
イベントに参加する前に、着物人さんの理念や、なぜこのようなイベントを企画しているのか教えて下さい。
薫さん
着物人の理念は、「和遊纏尽」(わゆうてんじん)
水田
わゆぅ・・・?
薫さん
和を纏い、学び、遊び、尽くす。

って意味を込めてるんですが、 実際に着物を着た時にしか味わうことの出来ない「感覚」「見える世界」があって、 四季折々の季節感やその日の天気や温度に敏感になったり、 立ち居振る舞いや所作、姿勢に気を使ったり、 周りからの注目や羨望のまなざしを受けたり。

そして何より、普段は当たり前すぎて見えない日本の「風情」「情緒」をより身近に肌で 感じることが出来る、着物にはそんな魅力があると僕は感じています。

また、着物を着てみたいと思ってる人や、着物は持ってるけど、着る機会があまりないっていう人はすごく多いと思うんです。 僕は単純に着物人のイベントを通じて気軽に着物を着る機会を増やしてもらったり、1人でも多くの方に着物を着るきっかけを与えられればと思い、着物イベントを企画する様になりました。

水田
なるほど。確かに、普段、何気ない日常を過ごしているから気付けないけど、着物を着て1日を過ごすと、「見えてない風情や情緒」が見えてくるんですね。

でも、着物って着るの大変じゃないですか?(^^;

薫さん

普段から着物を着て生活するのは、なかなか難しいことかもしれませんが、 週に一日着物の日を作る、 休日に着物を着て出かける、 特別な日やイベントに着物を着る、 季節の行事や祭事に着物を着る、とかでいいんですよ。

人生に「着物を着る」という選択肢が一つ増えるだけで、日本人としての 誇りや自信が増し、人生がより豊かに、そしてユニークになると感じています。

水田

例えば、こういったイベントの時だけ着るだけでもいいってことですね。

勝手に自分の中で着物を着るというハードルを上げてしまってました。

薫さん!着物を早く着たくなってきました。

早く着替えましょう!!!

 

こうやって、着物人さんの理念などを聞くと普通に参加するよりもっと楽しめそうですね。

気になった方は下のURLから着物人さんのFacebookページをご覧ください。

開催予定のイベント情報などの詳細がわかります。

https://www.facebook.com/kimonoBeat/

 

お花見イベントの一日の流れ

それでは、お花見イベントの様子をご覧下さい。

お花見イベントの一日の流れが把握できます。

着物に大変身しちゃいました!

まずは、着物に着替える為に学問の神様でも有名な北野天満宮の近くにある、「弓月」さんへ!

このような、落ち着いた場所にあります。

北野天満宮の再建の際に残った資材を使って7件の茶店を建てたことから、上七軒と呼ばれています。

ここで、さっそく着物に着替えました。

今日、一緒に参加するウクライナからの留学生、ヴィタリさんと記念撮影。

いや~、着物っていいですよね。

ここで、注目してほしい点があります。

普通、着物を着たら足元は草履なんですが、2人ともスニーカーを履いています。

実はこの着物、デニム生地なんです。

水田
僕、デニム生地の着物って初めて着ました。

着物ってビシッって感じがしたものだと思ってました。

普通の着物と比べてどのようなものなんですか?

薫さん
この着物は「でにむどす」ってブランドのデニム着物です。

今まで着物と言えば絹が中心のフォーマルなものが多く、値段の高さや手入れの難しさから敷居が高かったけど、デニム素材を使ったカジュアルな着物は丈夫だし、汚しても洗濯機で洗えて、しかもファッション性も高いので若い人や、初めて着物を着る人にも気軽に着られて人気なんですよ。

水田
おお~!まさに現代風ですね。

着物をよりカジュアルに着てみたいって人には最高ですね。

薫さん
それじゃあ、行こうか。

ここで、三人でタクシーで原谷苑という京都でも知る人ぞ知る桜の名所へ。

 

のはずが・・・・

聞いたところによると、薫さんは雨男なんだとか。

大丈夫かなと不安になりつつもタクシーで向かう事に。

原谷苑には駐車場が無い為、公共交通機関で行かなければなりません。

桜の名所 原谷苑に行ってみた想像以上にキレイだった!

そうこうしているうちに、着きました!

上七軒からタクシーで15分くらいでした。

1500円の入園料を払って、いざ!

天気は雨が降ったり、止んだりです。

ここで、先に集合していた方々と合流。

三人とも着物がお似合いです。

こうやって、屋根のある場所が何か所かあって、中ではすき焼きを食べれたりします。

庭園の中には、売店があって食べ物や飲み物も買えるので、手ぶらでも大丈夫です。

いや~、こうやって着物着て、おいしいもの食べて、お酒が飲めるって最高ですよね。

雨だけど・・・

と思っていたら、奇跡が!!!

晴れました!!!

そして、見て下さい、この綺麗な桜を。

では、原谷苑の綺麗な桜の写真を一気にどうぞ。

めちゃくちゃ綺麗じゃないですか?

ここ、原谷苑は個人庭園で桜以外にもいっぱい花が咲いています。

ここで、桜をバックに写真を撮る事になりました。

撮影し終わると、桜を見ながらのんびりする事に。

こうやって着物を着て、綺麗な桜を見ながら話す。

素敵な場所で、この何気ない時間ってものすごく贅沢です。

ゆったりとした時間を過ごさせて頂きました。

これが、情緒なのかなぁとしみじみ感じていました。

お花見イベントは、こうやって着物に身を纏いながら、ビジネスや世間話を楽しむのがメインでした。

よく見ると、薫さんの頭に桜の花びらが!!

これもまた風情があっていいですよね。

こんな、感じで一日中ゆったりと過ごして、お花見は終了しました。

 

京都で着物を着て花見をしてみた結果、僕が感じた本音

今回、初めて感じたことがあります。

それは、着物を着る事で普段の何気ない日常が劇的に変わるという事です。

このお花見も着物なしだと、「桜がキレイだな〜」で終わってたと思うんです。

着物を着ることによって、普段より時間がゆったりと感じられる

薫さんが言っていた、「風情」や「情緒」がこれなのかなと思いました。

でも、1つ疑問に思った事があります。

着物を着ることで、こんなにも世界が変わるのはなんでだろう?

その答えは、「演じている」事だと思います。

どういう事かと言いますと、着物を着る事で普段の自分とは違う自分を無意識に表現していると思ったんです。

例えば、普段は姿勢が悪い人でも、着物を着る事で姿勢が良くなります。

姿勢が良くなった自分を見て「あれ?」ってなって、いつもと違って自分が良く見えるんです。

そういった事が無意識に感じられている状態だから、外から入ってくるモノ全てがいつもと違った様に思えるんです。

つまり、いつもの自分より最高だと感じれている状態で、最高の場所でめちゃくちゃキレイな桜を見ているから、

着物を着るだけでこんなにも非日常を味わえたり、風情や情緒を感じる事ができたんだと思います。

 

また、薫さんが言っていたように一手間をかけた事によって風情を感じられたのも納得しました。

料理でも一緒ですよね。

普通に作るより、一手間かけた方が圧倒的に美味しい。

あなたの日常をより良くする為の一手間として、まずは着物を着てみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

今回、着物人さんという着物屋さんのお花見イベントに参加させて頂きました。

お花見の場所は、原谷苑という京都にある、知る人ぞ知る桜の名所でした。

そして、このイベントを通して僕が感じた着物の良さをシェアさせて頂きました。

着物や日本の伝統文化が好きな人、今回の記事を読んで参加してみたいなと思ったら、ぜひ参加してみて下さい。

着物に対するハードルが高いという方は安心して下さい。

着物人さんでは3000円ほどでレンタルもできますし、着物を着るレクチャーも開催されています。

まずは、薫さんが言っていたみたいに、ちょっと休日に着物を出かけてみる事から始めましょう!

きっと、着物が好きになり、日本の文化っていいなぁと感じれるはずです。

着物人さんは、定期的にこのような着物イベントをしていますので確認してみて下さい。

https://www.facebook.com/kimonoBeat/

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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