こんにちは!現役スポーツトレーナーをやっているライターの山本です。
ジムでお会いするお客様から
「スポーツクラブはたくさんあり過ぎて選び方が分からない」
「今までスポーツクラブに通っても長続きしなかった」
「高いお金を払っても結果が出なかった」
というお話をよく聞きます。
実際に、長続きするお客様とそうではないお客様を見ていると、スポーツクラブの選び方に失敗しないポイントがだんだん分かってきました。
そこで、これからスポーツクラブに通おうかなと思っている方から、一度は通ってみたけれど続かなかったという方まで、
目から鱗のスポーツクラブに通い続けられる選び方をご紹介します。
目次
1.そもそも何で通い続けることができないのかを知ろう
まずはじめに、ほとんどの人がやる気を持ってスポーツクラブに入会するのに、なぜ途中でやめてしまうのかを知りましょう。
フィットネスクラブを退会した人がアンケートで答える退会理由は、「時間がない、忙しいため」が圧倒的に多く、次は「転居・転勤のため」が多い。
退会の理由で約50%を占めるのが
- 時間がない、忙しいため
- 転居転勤のため
の2つです。
転居や転勤は本人の意思ではどうにもならないことが多いので仕方がありませんが、 時間がない、忙しいというのは、その人の生活における優先順位の問題から起きます。
最初はモチベーション高くスポーツクラブに通おうと決意します。
しかし、時間が経過するにつれて、
残業があったり、週末は飲み会だったり、休日は家族サービスがあったりして、スポーツクラブに通う優先順位がどんどん下がり、結果的に行かなくなり(忙しくて行けないと思い)、退会へと繋がります。
今までのスポーツクラブの選び方では長続きしない理由は、
自分がどういう理由で退会するかを想定していないから
なのです。
当然と言えば当然で、続けるつもりで来ているのに、普通は退会理由なんて想定しないですよね(笑)
今までのスポーツクラブの選び方では、より良い条件のスポーツクラブを探そうとします。
もちろん「家の近くで、料金も安く、施設も綺麗で、プログラムも充実した・・・」といったスポーツクラブがあればよいのですが、
綺麗であれば月会費が高かったり、費用面が安いクラブは家から遠かったり、全ての条件を満たすスポーツクラブはなかなかありません。
そのため、事前にどういった理由で退会しそうかを考えてみることで、自分の生活に合ったスポーツクラブを選ぶことができるのです。
2.退会理由を前もって防ぐスポーツクラブの選び方
ライフスタイルに馴染みやすいスポーツクラブを選ぶことができれば、長く通い続けることができます。
ここからは具体的にどういうポイントで選ぶのかを見ていきましょう。
2ー1.時間で選ぶ
仕事の打ち合わせと同じように、スケジュール帳の、何曜日の何時から何時に「スポーツクラブに通う」という予定が入れられるかを考えて選びましょう。
もう一度、退会理由を思い出してもらいたいのですが、
「時間がない、忙しいため」が圧倒的に多い
言い換えると、時間がない時でも忙しい時でも通えるスポーツクラブを選べば、通い続けることができるということです。
通常のスポーツクラブは、営業終了時間が22時から23時です。最初はモチベーションが高いため、仕事を早めに切り上げて頑張って通うことができますが、残業が続く時は、どうしても連日遅くなります。
そうなると、通いたいと思っても、なかなか行けない日が続いてしまい、モチベーションも下がり、そのまま足が遠のいてしまいがちです。
こういったライフスタイルの方であれば、例えば、24時間フィットネスクラブがオススメです。その名の通り24時間いつでも通うことができます。
24時間利用できるスポーツクラブにはエニタイムフィットネス、ジョイフィット、FASTGYMなどがあります。
シフト制の仕事や、休みの日が不定期の人、気分むらがある人などにも、いつでも行けるのでお薦めです。
2ー2.立地で選ぶ
退会理由をもう少し突っ込んで「これが満たされていれば辞めなかった」理由について調べてみたところ、「都合のよい立地にクラブがあること」「会費の安さ」「施設・プログラムの充実・改善」などの“本根”が回答された。
ということでした。
「立地」は生活の上で大きなポイントと言えます。
なぜなら、晴れの日もあれば雨の日もあります。いい気候の日もあれば寒いも暑い日もあるからです。
「行くのは面倒だなぁ。でも・・・」
と思えるのはやはり家の近くです。
他には、元々運動が好きではない人も、家の近くや、会社の近くであれば、「近くだから行こうか」という前向きな気持ちになりやすいです。
2ー3.会費で選ぶ
継続をするにあたり、毎月の負担になってくるのが「会費」です。生活をあまりに圧迫すると、気持ち的にも通いたくなくなってしまいます。
会費が、退会理由とならないためには、どのくらいの金額であれば、毎月固定費として捻出しても大丈夫なのかを算出しましょう。
デイタイム(日中の時間のみ)、ホリデイ(土日祝のみ)など、利用できる時間や曜日に制限がかかりますが、会員種別が分かれていますので、会費を低く抑えることができます。
決めた曜日や時間に通い続けることができて、さらに行ける日を増やしたい時は、その時に(後から)会員種別を変更すればいいのです。
他には、公営スポーツジムであれば、都度払いですので、通う回数を調整することで月の予算内に収めることができます。
非会員でも利用できる!クオリティ重視で選んだ公共施設の「ジム」5選
公営スポーツジムは、営業時間や立地がライフスタイルに合えばお薦めしたいところではありますが、場所によってかなりクオリティに差があるようなので、行ってみないと何とも言えないですね。
安く利用できるトレーニングジムはカオス!民間と公営ジムの比較
2ー4.充実度で選ぶ
「充実度」とは、どれだけ行きたい気持ちにさせてくれるかというポイントです。
綺麗な施設や、温浴施設など充実していれば、トレーニング目的以外にも、サウナや気分転換も兼ねて行きたいと思えます。
フットサル、テニス、ダイビング、社交ダンスなどをやっているジムもあり、生活の中に楽しみが増えたりすると「行きたい!」という気持ちにさせてくれます。
また、スポーツクラブによっては、ツアーの企画もあります。
紅葉に合わせたウォーキングツアー、七福神を巡るウォーキングツアー、ハワイで行われるホノルルマラソンツアー、石垣島やサイパンに潜りに行くダイビングツアー、スキーやスノーボードツアーもありますので、ツアーに参加するのを楽しみに始めてみるのもいいと思います。
2ー5.強制力で選ぶ
「いつでも通っていいよ」と言われるより、誰かと約束があれな半強制的に通うことになります。そのスタイルがこちらです。
「ライザップ」に代表されるように、“結果にコミットする”成果志向型ジムが成長
成果志向型ジムというのはパーソナルジムのことで、マンツーマンによるトレーニング指導と、完全予約制となりますので、自分の意思のみで行くかどうかを決められる他のスポーツクラブより「行かなければいけない」という強制力があります。
ただし、会費という点では、スポーツクラブの中でトップです。
そこが問題なければ、あなたの都合、あなたの身体に合わせた指導をしてくれるパーソナルジムはとてもオススメになります。
パーソナルジムに魅力は感じるけれど、会費や立地などで合わない場合、まずはライフスタイルに合ったスポーツクラブを選び、会費とは別で「パーソナルトレーニング」や「ダイエットコース」などを利用しましょう。
半強制的に通うことができます。
まとめ
退会理由から考えるスポーツクラブの選び方はいかがでしたか?
自分だったらどういう理由で退会するかを考えるというのは、すごく斬新な発想だと思います。
せっかくスポーツクラブに通うのであれば、理想の体になるために、続けたいですよね。どんな理想のライフスタイルを送る必要があるのかを考え、生活自体の見直しや改善にも、取り組んでもらえたらいいなと思います。
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