「男の料理」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?豪快で格好良く重たいフライパンをガンガンにふるっている姿?あるいは本格スパイスを取り揃えて作った、こだわり尽くしたカレーライス?
ただ、「料理が趣味!」という人は別として、男性にとって料理はなじみが薄く、難しくてハードルが高い…というイメージはありませんか?
実は「おいしいご飯を用意すること」はそんなに難しいことではないのです。
初心者でも、こだわりがなくても、不器用でも、いくつかのコツと考え方さえ知っていれば、料理に自信がないという男性にも楽しんで作ってもらえます。
そこで、今回はそんな男性の方にも美味しいものをカンタンに作ることができてしまう、料理を簡単に美味しくする5つのルールを紹介したいと思います。
目次
1.完璧にやろうとしない
もしかして、「最初から本格的な何かを作ろう」としてはいませんか?
料理好きな女性やプロのシェフだって、最初から完璧に作れた人なんて誰もいないでしょう。全て最初から全部きっちり作ろうとしなくても大丈夫!
料理はまず「たのしく作って食べられる」というよろこびを知ることが大切です。
そのため、全て「なんちゃって」料理から始まるのが楽しく作るコツだったりします。
2.男の料理、2大ハードルを理解する
料理をするのには「料理の本を買わないといけない」と思ってはいませんか?
実は、料理の本というのは、料理に慣れている人に向けて書いてある物が多いように見受けられます。
つまり、わりと難しいことが書いてあるので、慣れていない人には不得意意識やハードルになってしまうこともあるのです。
細かく書かれすぎていて、どちらかと言えば玄人向けなので筆者からすればあまりおすすめではありません。
特に料理初心者にとって2大ハードルとも言える、分量を「量る」こと、そして材料を「切る」という行為が細かく指示してあり、それを見ているうちに嫌気がさしてしまう人も少なくないようです。
レシピを調べるときはネットを利用すると効率的です。「男」「料理」や「カンタン」「レシピ」などで調べてみるのがおすすめです。
程よくカンタンで分かりやすいレシピが調べられます。
あるいは、彼女や奥様がいらっしゃるならば、直接教わりながら仲良く作ってみるのはいかがでしょうか?一緒に楽しく作れたら、できあがった料理はよりいっそう美味しく感じられるはずです。
3.料理上手は手抜き上手
「手間をかければ美味しくなる」と思っていませんか?
料理が上手な人は、いかに手間を省けるのかを常に考えながら作っています。手抜きが上手くなれば、手早く料理を用意することが出来ますから。
そのために、まずは2大ハードルの「量る」「切る」をクリアしつつ、カンタンで効率の良い手抜きの方法をいくつかお伝えしたいと思います。
3-1 ゼロから作ろうとしない
料理というと最初から全て手作りしなきゃいけないと思っている方もいらっしゃるようです。上にも少し書きましたが、実はその考え方が料理を難しいものにしている可能性があります。
忙しい主婦は半分調理された具材など市販のものを取り入れて、手早く料理を用意している人が多いです。
「麻婆豆腐の素」や「○○パスタソース」など調味料と具が混ぜて半分調理されており、混ぜるだけで出来上がるものを使います。
リンク:キューピーあえるパスタソース
リンク:丸美屋 麻婆豆腐シリーズ
こうした「素」「ソース」系を取り入れれば格段に料理のハードルは下がります。
もしも、もっと手作り要素を増やしたい…というならば、こうした半調理に少し慣れてきた頃にチャレンジしてみれば、その頃にはスムーズに調理しやすくなっていることでしょう。
3-2 ストックをかしこく使う
これも半調理に近いのですが、冷凍してある材料を用意しておくのです。冷凍物の肉や餃子やハンバーグ、カット野菜などですね。
リンク:味の素冷凍食品株式会社
また、市販のもの以外もに普段から肉や魚を冷凍してストックしておくことで、突然食べたくなった時に用意しやすくなります。
出典:コストモ
肉や魚を冷凍する場合は、買ってきたときに平べったくしてジッパー付きのビニールやラップで包んで冷凍庫に入れます。
そうすることで凍ったままのものでも早く解凍できます。ものによっては解凍せずにそのまま切って煮たり焼いたりすればいいので時間もかかりません。
3-3 ハサミを使う
包丁使うのが難しそう…と感じる方には料理バサミを使うことをオススメします。長ネギやほうれん草などの長い野菜類も、肉も、これである程度カンタンに切れてしまいます。
また、豆腐など柔らかいものを切るならばスプーンですくって細かくしておけばOKです。
もちろん細かく切ろうとするならば包丁は必要になってきますが、面倒であればお好みのレシピの中から野菜を大きめにカットする料理を選びましょう。
こうした手抜きをすることで面倒なまな板と包丁を使わずに、しかも効率よく、手早く調理を進めることが出来ます。
4.道具を使って楽をする
男の料理2大ハードルの「切る」「量る」をクリアしてくれるお役立ちアイテムや、時短料理にあると便利な道具類をご紹介します。
調理バサミ
リンク:パール金属 シンプルベーシック キッチン バサミ C-8901
上にも書いたように、包丁を使わなくても調理バサミがあれば、ある程度の材料は切ることができます。
ちょっと値段のするものであれば厚めの肉でもしっかり切ることができて、大変便利なアイテムです。
カレースプーン
市販のカレースプーンは大体大きさがおなじ。これは「大さじ」と呼ばれている計量スプーンとだいたい同じくらいの分量になります。(カレースプーンの方がごく微量に少ないようです)
「大さじ」は料理のレシピに沢山出てくるので、もし「大さじ」がない場合カレースプーンを使うと良いでしょう。
お菓子づくりなど厳密な計量が必要であれば計量スプーンはあった方が良いと思いますが、そうでなければ代用しても大きく違いは出ないでしょう。
ビニール袋
野菜を塩揉みしたいとき、肉に塩こしょうをまぶしておきたいとき、大活躍するのがビニール袋。ビニール袋の中に野菜や肉と塩などを入れて外側から軽く揉むだけでできてしまいます。
手が塩まみれになったりしないのと、容器のように洗う必要もないので楽チンです。
出典:クックパッド
また、あまった材料を保存するのにもビニールは便利です。少し空気を抜いてビニール袋のクチを縛っておけば、タッパーよりも場所をとらず沢山のものが冷蔵庫に入ります。
また、ジッパー付きのビニール袋であれば保存に冷凍もしやすくて重宝します。
リンク:ジップロック フリーザーバッグ ジッパー付き保存袋 冷凍・解凍用 Mサイズ 45枚入 (縦18.9cm×横17.7cm)
5.調味料で一瞬で深い味を出す!
調味料をを加えて調理するだけで、まるで時間をかけて調理したような味を出すことができます。
ズボラな筆者も手放せないアイテムです。全てスーパーで売られているものですが、ネットでまとめ買いするのも面倒がなくて良いかも知れません。
①中華スープの素
スープや炒め物に入れると肉を入れなくてもうまみが出る魔法のアイテム。
②ごま油
リンク:かどや 純正 ごま油
ほんの少し入れるだけで中華風に大変身します。こちらもスープや炒め物、サラダなど幅広く料理のクオリティを上げてくれるのにお役立ちな調味料。
③麺つゆ
リンク:ヤマキ めんつゆ
和風の味付けにしたいならこれ。煮物や汁物に入れるとそれっぽい味付けになります。
④チューブ(ニンニクや生姜)
リンク:ハウス おろし生にんにく
リンク:ハウス おろし生しょうが
調味料コーナーで売られているチューブ類のことです。ニンニクや生姜のチューブが代表的ですが、切る手間もいらず保存が利いて腐りにくいので大変使い勝手が良いです。
これらを調理段階でほんの少しチューブから捻って入れるだけでとんでもなく味付けが深くなります。
⑤味塩こしょう
リンク:S&B 味付け塩こしょう
これを肉に一振りして焼くだけで肉のうまみがぐっと引き立ちます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
完璧を目指すと挫折しやすくなってしまうので、まずは「たのしく作って食べられる」ということを目指すのが料理を作る時のコツ。
また、手早く確実に美味しいものを作るためにも、半分調理されたものや冷凍ストックなどを積極的に使って見るのがオススメです。
そして、料理の2大ハードル「切る」「量る」をクリアーすることで格段に料理が楽しいものになるでしょう。まずはあまり細かいことの書いていないレシピを試してみてください。
たとえ失敗したとしても、「それは料理上手への一歩だった」くらいに軽くとらえておくのがちょうど良いと思います。
食べたときの美味しくて幸せな気持ちを妄想しながら、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください!
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